錫で燗をする理由(わけ)
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錫・酒器・器
大阪は梅田のど真ん中、新梅田食道街の
おでん屋 たこ梅北店の大西です。
蒸し暑い日が続きますが、皆さんいかが
お過ごしでしょうか?
暑い日はキンキンに冷えたビールが美味しいですが
クーラーなどで身体が冷えて体調を崩す方も多いんじゃ
ないでしょうか?
たこ梅は、夏でも上燗やぬる燗をオススメしています。
それは、錫(すず)でお酒を燗すると口当たりが
良くなって和食はもちろんおでんによく合うんです。
たこ梅は錫(すず)の酒器にこだわっています。
その理由(わけ)は
1、「比熱」 どれだけ温度を変えやすいか
一般的な陶器と比べると「錫(すず)」は同じ重さの場合、
1.8倍程度温度を変えやすく これが、
「すぐに燗ができる」根拠になります。
2、「熱伝導率」異なる物質間で熱の移動のしやすさ
空気と水で比べると水は空気よりも23倍程度熱が移動
しやすい物質となります。
3、「お湯で燗をつける」
燗をするときお湯にお酒をつけます。
錫(すず)の酒器で燗をすると回りのお湯から急速に熱をもらい
すぐに燗ができます。
飲む時には周囲の空気から熱を奪われにくいので冷めにくくなります。
結論、「錫(すず)」の酒器は燗した日本酒を楽しむのに最適な酒器なんです。
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