たこ梅
大阪は梅田のど真ん中、新梅田食道街の
おでん(関東煮)屋、たこ梅北店の大西です。
よくお客様に勘違いされてる事があるので、そのことについて少し。。
実は日本一古いおでん屋の「たこ梅」の由来ですが、
扱っている商品、うちの名物でもある「たこ甘露煮」から「たこ」
梅田に3軒店があって「梅田」から「梅」ってとったんじゃないか?と思ってたと言われます。
でも、実はそうではないんです。
たこ梅は創業弘化(弘化)元年、西暦で言うと
1844年に大阪は日本橋(道頓堀/本店)で
初代 岡田梅次郎が「たこ甘露煮」と「関東煮
(おでん)」の上かん屋を開業したのが始まりです。
江戸時代には居酒屋と呼ばれるような飲食店はなく
日本酒を燗にして飲ませる店をじ上かん屋と呼んでました。
「たこ梅」の由来は、「たこ」と呼ばれるカウンター形式の店であったことと、
名前の梅次郎の「梅」の一字を取って「たこ梅」としたそうです。
その後、太平洋戦争で営業休止に追い込まれますが、三代目の岡田松次郎と四代目 岡田正弘が
戦後の混乱の中、店を復興しました。
平成になって四代目が他界、その後に店を守った女将も病に倒れたのを期に本店は平成14年に一旦閉店を余儀なくされました。
時は、前後しますが三代目の時、その長女の岡田宣子が旧国鉄大阪駅の高架下
今の新梅田食道街に昭和25年に北店を、昭和28年に分店を開店し、
昭和38年のウメダ地下センター
今のホワイティ梅田のオープンと同時に東店を出店しました。
その後を長男の岡田哲生が受け継ぎ
本店も昭和のレトロな佇まいをそのままに改修し
平成19年より営業を再開して現在に至ります。
そんなこんなで、只今「たこ梅」は
日本橋(ミナミ)に本店が一軒
梅田(キタ)に北店、分店、東店の3軒
で絶賛営業中です。
「美味しいおでんが食べたいなぁ〜」
「美味しい熱燗呑みたいなぁ〜」
と思ったら是非、「たこ梅」を
思い出して下さいね。
それでは、また。
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