先日、出版された平松洋子さんの新刊「味なメニュー」に、道頓堀の たこ梅 本店が、14ページにわたって掲載されています
平松洋子さんは、いろんな飲食店のメニューには、その文化、伝統、思いが伝わってくる、、、
そういう視点で、「GINGER L。(ジンジャーエール)」(幻冬舎)という文芸誌に、エッセイを書かれていて、それが一冊に本になりました
4年前の取材のことを想い返すと、、、
道頓堀の本店のメニューを取材される前に、まずは、資料がそろっているということで、たこ梅の事務所においでになって、いろいろ調べたり、質問されたのを覚えています
私が、先代やおじいさん、おばあさん、昔いらっしゃった店の方々から教えられたこと、聞かされたことなど、ずいぶんとお話ししました
そうして、事務所での取材が終わると思うと、今度は、道頓堀の本店に移動して、そこでも、また、取材!
そして、お店の品書き、、商品や店内、店外風景などの撮影です
それから、1,2ヶ月して、「GINGER L。(ジンジャーエール)」の平松洋子さんのエッセイに「メニューは文学である。守る伝統、変わる品書き。一八四四年創業、大阪『たこ梅』」として十数ページにわたっての掲載になりました
あれから4年、、、
先日、「GINGER L。(ジンジャーエール)」の出版元である幻冬舎さんから1本の電話をいただきました
「以前、取材に協力いただたい平松洋子先生のエッセイが一冊の本になります。いいですか?」
もちろん、大歓迎!!
今、本屋さんに、平松洋子さんの「味なメニュー」が並んでいます
その22ページを開くと、、、
「道頓堀の品書き」というタイトルで始まる4年前に取材いただいたときの文章が目に飛び込んできます
そして、22ページから35ページまで、品書き、関東煮(かんとだき/おでん)、たこ甘露煮、上燗の酒など、話は続きます
そして、100年以上続く間で、品書きがどう変わったのか、その中で、守るものと変えるものがあり、そこを分けるものは何か、、、
一見、何の変哲も無い「品書き」から見え隠れするものを見抜き、たこ梅の「軸」や「文化」にまで、迫っていきます
書店で、この「味なメニュー」を見かけたら、ぜひ、手にとって22ページを開いてみて下さいね!
それにしても、こうやって、平松洋子さんに取材においでいただき、文章として残る、、、これも、先達、代々おいで下さるお客さまのおかげで、170年以上続けてこられたおかげですね
感謝しています、、、