たこ梅は、酒までうまい!…と言わせたい

たこ梅は、元来、上燗屋

たこ梅は、おでん屋、関東煮(かんとだき)屋と言われていますが、
元来、上燗屋(じょうかんや)です。

江戸時代、上等の酒を上々に燗をつけて出す店のことを「上燗屋」と呼んでおり、
たこ梅は、今から、170年上前、その上燗屋として誕生しました。

だから、旨い酒をより美味しく飲んでいただきたい、、、
そういう想いをもって、お酒をお出ししています

酒は、水と米で決まる!
西宮の宮水と兵庫県産の酒造好適米である山田錦から醸(かも)された
「特別純米 山田錦」という純米酒を選びました。

錫の徳利、上燗コップ、中空が解かる切断モデル

そして、そのお酒の味わいをさらに引き出すため、
ひとつひとつ錫のタンポで、湯煎して、
じっくりと燗をつけていきます。
もちろん、お飲みいただくコップも、錫のコップ、、、
二重構造になっていて、中が空洞です。そうすることで、手に持ったとき、重すぎず軽すぎず手に馴染みます。

同時に、中空になっていることで、
魔法瓶のように中のお酒が冷めにくい、、、
旨い酒を出すことに心血を注いだ三代目 岡田梅次郎が、
考案して、大正時代に特許も取った酒好きのための
上燗コップです。

今でも、この錫のタンポや上燗コップは、
職人さんにひとつずつハンドメイドで製作いただいています。

どうして、そこまで、錫の酒器にこだわるのか、、、

職人さんによるハンドメイド
職人さんによるハンドメイド

それは、古来より、水を清浄にすると、
井戸に錫の板や塊を沈める習慣がありました。
また、錫を使うと
「錫の持つイオンの力で水の分子がまろやかになる」
とも言われています。
錫タンポで燗をつけ、錫の上燗コップで、
酒を楽しんでいただくことで、もともと旨い酒が、
よりいっそう旨くなるからです。

そういえば、こんな事もありました、、、
昭和の時代、お酒に特級酒や一級、二級酒などの等級がありました。

お客さまに、錫で燗をつけてお出しすると、

「たこ梅の酒は新幹線やな!
錫で燗つけると、等級が一級あがるって言うやろ!
そやさかい、特級酒は超特急になるからな、、、(笑)」

なんて、冗談を楽しそうにおっしゃる方がいらっしゃったことも憶えています。

こうやって、「お酒!」とご注文いただく度に、ひとつひとつ、
錫のタンポで燗をつけるのは、手間だし、時間もかかります。
ただ、本当に旨い酒と酒の出し方や飲み方を伝えていくことも、
上燗屋である たこ梅のお役目であると考えております。

これからも、昨日よりも、さらに、1㎜、一寸でも
美味しいお酒をお出しできるよう燗つけの鍛錬もかかさず続けて参ります。

こだわりは日本酒だけにあらず

おでんに日本酒は欠かせないものですが
熱々のおでんに冷えたビールでゴクゴク、、、っていうのも
おでん屋の醍醐味ですよね。

10年以上続く樽生講習
10年以上続く樽生講習

本当に美味しいビールを飲んで欲しい!

そんな思いで、たこ梅では毎年
アサヒビールのインストラクターさんにおいでいただき
「樽生講習」を各店で行っています。

ホントに旨い生ビールには、
「エンジェルリング」ができる!
って、知ってました?

エンジェルリングって、
飲むたびジョッキについていく、泡のワッカのこと!

毎日、ビアサーバーの手入れやジョッキの洗浄を完全にやり続けて初めて、
このワッカがつくようになります!

ちょっとでもジョッキやサーバーに汚れがあったり
温度管理などがちゃんとできてないとつかないデリケートなしろもの、旨さの証です

エンジェルリングができるビールをお出しするために
7つの約束があります。

  • 毎日、サーバーを洗浄します
営業終了後にサーバーの洗浄をかかしません
  • ガス圧を常に適正に調整します
樽温、気温にあわせタンクのガス圧を調整します
  • ジョッキは「徹底的」に洗浄します
注ぐとき時ジョッキに気泡がつかないように洗浄
  • 静かに注ぎ、細かい泡をつけます
45度で静かに注ぎ、
泡専用回路付きコックを使用してきめ細かな泡をつけます
  • 泡と液の黄金比率を守ります
最も旨いとされる泡と液の比率3:7で注ぎます
  • 二日以内に新しい樽に交換します
メーカー推奨は三日以内ですが、必ず二日以内、
通常は一日で新しい樽に交換します
  • お客様とビールに愛を込め注ぎます
お客様と原料、生産にたずさわる方々に感謝と愛を込めて
一杯ずつ丁寧に注ぎます

たこ梅のスタッフは、
毎日この7つの約束を愚直に守って、
生ビールをお出ししています
その努力と汗の結晶がこのエンジェルリングなんです。

kodawari

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